ゆっくりお話ししましょう

あるべきようわ。

こんばんは。

心理カウンセラーのよこたにです。

本日は 師匠根本裕幸主宰の無料オンラインカウンセリングサイト「ココロノマルシェ」に寄せられたカリンさんからのご相談にお答えしてまいります。

原文は こちらからです。

カリンさん。こんにちは。

カタカナ表記のお名前で投稿されていますが、以前にもお答えさせてもらった「かりん」さんでしょうか。

違う方かもしれませんが、状況に関連性を感じたのと、ちょうど個人的に気付きを得た内容にも重なっていることもあり、お答えしたいなと思いました＾＾どうぞよろしくお願いいたします。

博士課程ということは大学院生としての生活もそろそろ終わりが見えてこられている頃でしょうか。博士課程が終了しても、学びの道のりは奥が深いですものね。

そんな中で、指導教官からの言葉が厳しいとかなりおつらいでしょうが、それを先生の愛情と感じることができるカリンさんもまた、愛の深い方なのだと思います。

カリンさんは先生からの言動はともかくとして、学問における指摘内容には納得されていますでしょうか。高い視点からの修正点などを示して下さっていますか。

博士課程の院生を指導できる先生ですから、それ相応に学問を究められ、研鑽も積んでおられる方なのだと思います。おそらく先生の「先生」にあたる方は、とても厳しく接することによって、院生たちの実力を引き出してこられた方だったのかもしれません。子供は、親や周りの年長の方々の言動を見て、学んでいきますよね。先生は、ご自分の学んでこられた中で、厳しい指導をすることがベストだとお考えなのだろう、と思いました。

先生ご自身の気持ちですから、想像するしかありませんが 厳しい態度はカリンさんに対してだけですか。他の院生さんに対しても厳しい対応なのでしょうか。

「迷惑だ」「関わりたくない」とおっしゃるとのことですが、具体的にどうしてカリンさんと関わりたくないのでしょうか。「追いつめないとあなたはやらない」とおっしゃるということですが、他の理由は伝えて下さっていますか？

院生は 大学生よりも、更に先生との結びつき方が強固だと聞いたことがあります。先生の気持ち一つで、今後の命運を握られていると感じられる面もあるのかもしれない、と思いました。

今のカリンさんは先生のもとで学び続けると決めておられるわけですし、この状態のままでは相当に心身共にハードで厳しいですよね。。

ところで。

心の中を改めて覗いてみていただきたいのですが

先生→加害者

カリンさん→被害者 と思っておられる部分はありませんか。（お読みする限り、先生の指導下にあるわけで、そのように捉えられるのは当然だと思われます）

学業の進行として、先生と離れる事は難しい。少なくとも博士課程修了までは先生の指導下でいなくてはならないのかもしれない。でも、カリンさんの感情はカリンさんだけのものです。

カリンさんは先生のことを具体的にどう思っておられますでしょうか。先生の態度を「愛」からだ、と受け止める事は出来ても、本当に納得出来ない部分もあるから、苦しいのではないでしょうか。先生に、他にも抱いている感情がおありではないでしょうか。

先生に対しての不満が出てきたときは、「許せない」などの気持ちを感じて良いのです。もちろん、それをそのまま先生へ ストレートに表現できないから苦しいのだと思います。そんなときは「腹が立つ！」「あの言い方はひどすぎる！」等、ご自分の部屋でノート等に書きなぐってみて下さいね。カラオケボックス等で、叫んでみても良いかもしれません。とにかく、溜め込んでしまわないようになさって下さいね。

そして、ここからが、ちょっと難しいかもしれませんが、試してみていただきたいことをお伝えしますね。

先ほど「加害者」「被害者」という言葉を書きましたが、そこから一歩進んで、まずは『お互いに「無害者」である』という視点を持ってみてほしいのです。

どちらかが よい、悪いではなく、お互いに「無害者」。

ただ、「先生」と「学生」であるだけ。

「先生」は「学生」を導く事が喜び。

「学生」は学びを究める事が喜び。

「先生」と「学生」は 「加害者」と「被害者」ではなく お互いに「無害者」。それぞれの本分に沿った「喜び」で繋がっている方が心軽やかに過ごせるのでは無いかと思うのですが、いかがでしょうか。

現状からですと、とても難しく感じられると思います。けれど「人と人は愛や喜びで繋がっている」と感じる方が幸せだと、個人的には思っています。「そんなのは、きれいごとです」と言われるかもしれません。けれど、聡明なカリンさんなら、お伝えしたいことは分かっていただけるのではないかと思います。時間はかかりますが、大学院生活を終えた なおその先に於いても活かせるのではないだろうか と思い、お伝えしました。

カリンさんの心が少しでも楽になり、研究に大きなエネルギーを使われますように。深い学びを得られますように と 、心よりお祈りしております。

心理カウンセラーのよこたにでしたよ。

お読み下さりありがとうございます。