あるべきようわ。
こんばんは。
心理カウンセラーのよこたにです。
今回は、師匠根本裕幸の主宰するオンラインサロン 「ココロノマルシェ」 に寄せられたご相談にお答えしてまいります。
太郎丸さんからのご相談です。
原文は こちらからです。
昨年、定年退職をした男性です。 42年間働き続け、退職後の素晴らしい毎日が送れることを夢見ていました。 しかし、現実は悲しいものでした。1つは仕事です。 第二の就職先を紹介してもらい、昨年4月頃は順調に行っていたのですが、職場の女子職員との間でトラブルが発生し、職場に行くのがいやになっています。以前は男子社会でありました。喜んで就職したのに残念でなりません。妻から第二の職場であるのでテキトーにしたらよいのではとアドバイスを受けるのですが、性格がテキトーにできないというか。すべてを真面目にとらえてしまいますので、職場で冗談も言えず、今は反対ばかりされて気持ち良い仕事ができていません。毎朝、いろんな不安が頭をよぎり、気が重くなります。特に休みあけは最悪です。周りの人間関係から途中で退職できる雰囲気でありません。我慢して65歳までいかなければいけないと思っていますが、気持ちだけでも楽になりたいと思っています。2つ目は趣味です。 定年後は、時間があるからと無趣味であった私は、キターの会、登山の会、写真の会、ゴルフなどその他もあったのですが入会しました。しかし、時間もなく、気持ちも乗らず、継続することができず、いくつかをやめました。継続できない自分自身がいやになり、趣味を持つことが負担になっています。フルタイムで仕事をしているのですから物理的に無理なことはわかっているのですが…。この2つから、日々の生活に嫌気がさしています。 家庭で態度にも出て、家族にも迷惑をかけていると思います。毎日、楽しいことはないかな。気が晴れることがないかないと考えていますが気が晴れず悩んでいる日が続きました。そのとき、自己肯定感ということを知り、講習を受講したところ、正しく今の自分の考えは自己肯定感が低い状態であることが分かりました。講義では、低い状態は繰り返し起こるもので、低い状態であるときは参考書を見返すことがよいと書かれていたことから、見返すのですが、逆に気持ちが暗くなってしまいます。 それを解消するために、引き続き講義を受けていく予定ですが、平行してカウセリングを受けても良いのではないかと考えメールをした次第です。 よろしくお願いします。 |
太郎丸さん
初めまして。こんばんは。
ご相談いただいてから、随分と時間が経ちましたので、状況も大分変化しているかもしれませんが、お返事したいな と気になっておりました。遅くなりましたが、今、したためております。
初めてご相談をお読みしたときに感じたこと。
まずは とても責任感が強く、誠実なお人柄です。
42年もの長い間、仕事を続け、家族を養う。直接お伝えしたならば「それは当たり前ですよ」とおっしゃるのだと思います。
が、やはり大変なことです。途中にいろいろな流れや山場はあったかもしれませんけれど、健康を損ねずに働き続けることができたのもすばらしいと感じました。
また、定年後に第二の就職先を紹介され、就職できたというのも、これまでに積み上げた実績が充分に評価され、好ましく思われていたからではないでしょうか。
でも 今は職場が楽しくないのですよね。女子職員の方とトラブルになってから職場に行きたくないのですね。それが原因で、気持ち良く仕事が出来ないのも おつらいと思います。
(なぜそのトラブルが起こり、今も影響が続いているのか 気になります)
「楽しいことはないかな」「気が晴れることはないかな」と、いう表現もありましたね。
太郎丸さんの思う「楽しいこと」や「気が晴れること」とは、どんなことでしょうか。奥さまに話を聴いてもらうこともあてはまると思いますが、他にはいかがでしょうか。思いつくままに、挙げてみて下さいね。「天気が良かった」「晩ごはんが美味しかった」「お釣りのレシートが777円だった」などでも良いです。心地よく感じることや楽しくなる状況や時間を書き出してみて下さいね。
そして、前職は男性社会で、太郎丸さんにとっては心地よい場だったのですね。職業人として、お仕事がしやすかったのだと思います。今の職場と比べて、どういった違いがありましたでしょうか。
現況はともかくとして、太郎丸さんの望む職場のあり方とは、どんなイメージでしょうか。
ちょっとした冗談を言い合える職場、仕事に対する意見交換もしやすい場、という面もあると思われます。今は女性社員さんとのトラブルもあって仕事がしにくくなっておられるのですよね。太郎丸さんご自身は「良い職場の 良い一員でありたい」と、いつも考えておられるのだと思います。相手の方とすぐに仲直りする事は難しいのかもしれません。けれど、太郎丸さんに この職場に貢献したいという気持ちがあるのならば、まずはそれが大切だと思います。外には現れていなくとも。
気まずくなっているあなたとも、楽しく仕事をしていきたい私がいますよ。
その気持ちはいずれ伝わると思いますし、相応しいあり方もみえてくると思います。
それがわかりません。。。かもしれませんね。
どうやって、お伝えしていきましょうか。
それはやはり「笑顔」だと思います! 。。。
というのを読んで、ずっこけられたかもしれません。
そんな表面的なことではないです、と言われそうですね。
でも、周りが楽しくなるようにするために、ではありません。
悩んでおられるご自分を癒し、許し、護るために。
少しで良いので微笑んでみて下さい。
目元まで笑えなくても、マスクの下で。
そっと口角を上げてみる。
自分だけに向ける笑顔です。
自分には「自分」という味方がいると感じるための笑顔です。
微笑んでいると「何をニヤついてるのか?」という心ない言葉をかける方もいるかもしれませんが「笑顔を意識しようと思ってるんですよ~」と答えておけば良いです。ヤイのヤイの言う相手の言うことは、爪で弾き飛ばすイメージで聞き流してしまいましょう。
新しい趣味についてですが、最近はいかがですか。続いているものはありますでしょうか。どんな趣味でも時間がないと、参加できないのは当然のこと。あまりご自分を責める必要はないように感じました。
試してみたらご自分に合わなかったりもありますし、出来そうなものがあれば、これからもトライされてはいかがでしょうか。個人的には、川柳なども良いかもと思います。
なんか、ちょっと、笑えるよね。笑い飛ばしていこうぜ!と思える、そんな時間を増やしていただけたら。ということでささやかながらご提案いたします。
自己肯定感を上げることについては、学びを深めておられる最中ですので、私からはあまり申し上げられませんが、くれぐれもご自分を責めたりされませんように。
今はこういう状態である。こうなんだ。これでいいのだと、知ることや感じることが大切だと思いますので。
。。。という流れを踏まえた上で改めて、お聴きしてみたいこと。
このトラブルが太郎丸さんにもたらしたものは、何だったと思われますか?
困っているからココロノマルシェに投稿しているというのに、今さら何を聴いているのか?というお気持ちかもしれません。
イヤな思いをしただけです、今はつらいだけです、というのも当然だとも思いますので気を悪くされるかもしれません。
太郎丸さんに起こった一連の出来事について、私から拝見すると
・以前の職場の良さを感じることができた
・自分の苦手と感じる職場の雰囲気について確認することができた
・自分は楽しいことがないかな、と 感じていることがわかった
・心の学びを始めてみようという気持ちになれた
・その結果、自己肯定感が低いということがわかったこのような変化が太郎丸さんにもたらされていたと思います。
太郎丸さんにとって、不本意な事も多かったかもしれません。
けれど、その全てがこれからの人生に新たな実りをもたらすものだと思います。
これまで勤めていた企業から現在の職場に移られたことは
名実ともに太郎丸さんが新しくアップデートされたということです。今、この年令で職場の人間関係を悩んだりすること自体も気にされているのかもしれません。色々と不安になることも多いかとも思います。けれど、それはアップデート時にはあり得ることだということも、長年のご経験からおわかりいただけると思います。
不安になったりしているという状態を、ただ感じる。
そして「つらさ」や「不安」もまた、より良き未来に繋げることができる、ということを太郎丸さんは経験知として知っておられると思います。それは職場における今後の人間関係や、意識の改革なのかもしれませんし、ご自分の日々の暮らしの中で何を大切にするべきなのかを見極めることなのかもしれません。
うまく言葉に出来ないのですが、これからも色々な可能性や選択肢があるということを忘れないでいただきたいなという気持ちと、私からの笑顔をこめて、今回はお開きとさせていただきたいと思います。
心理カウンセラーのよこたにでしたよ。
お読み下さりありがとうございます。
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