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茶籠

あるべきようわ。

こんばんは。

心理カウンセラーのよこたにです。

先日友人と京都に行ってきました。中学生の頃からの長きにわたるお付合い。ずっと私のくだらない話を聴いてくれて、私からのツッコミも受け止めてくれる寛容な友。日々いろいろと慌ただしく過ごす彼女とは、何年も年賀状を交わすだけになっていました。

「今年は会いたいね〜って、毎年書いてるのってちょっとね…」と書き添えるのを繰り返すこと、はや何年?の年賀状。しかし、一昨年くらいから時間の調整がついて何とか会えるようになり、今回はほぼ一年ぶりの再会です。

お昼と晩ごはんのお店を相談して決めて予約。食事する店の予約を入れたら、後はフリーで気の向くままに。

彼女が好きそうなお店ってどこにあるんだろう…。このお店だけはぜひ案内したい!お昼ごはんと晩ごはんの間の予定は決めていないけれど、近くを通ったら「ここ良さそう」とお勧めしたい。これを考えるのがとても楽しかったのです。あまり意識してなかったけれど、私の「男性性」フル稼働です。待ち合わせの時間と場所を決めて、いざその日に。

白身魚のフライ。さっくさく。

 

 

 

 

 

 

お昼を食べてから、ふらりと歩いている間に日本茶の茶道具のお店を見つけました。以前から彼女が茶籠が欲しいと言っていたのを思い出して、2人で入ります。小さな籠に小さく拵えられたお茶の道具が詰めてある茶籠。持ち歩き、外出先で抹茶を楽しむためのセットです。

お店の方に伝えてショーケースから出してもらいます。実物を見ると、想像以上にかわいい♡清少納言ではないけれど「小さきものはみなうつくし」です。外の袋の布も品があり、買い求める彼女。思いがけなく手に入れられたことをとても喜んでいます。ほしいものを買っているのを見るのはテンションが上がります。例え自分のものでなくても。

 

美味しいデザート☆

彼女と別れた帰り道。あの茶籠のことを思い出します。かわいい茶籠…。茶籠っていいなあ…。ほしいなあ。でも、私がほしいものとは違う…。なんだか違う。茶籠は欲しいのだけど。なんだろう、私のほしい茶籠って。

小さい道具はかわいいけれど自分が使うのならば、普通サイズの茶筅でないと、お茶を点てられない。ここで、それこそ苦い思い出がよみがえります。

以前、短い期間ですがお茶を習っていたことがありました。薄茶を点てるのですが、一度たりとも泡立ったお茶に仕上がりませんでした。一生懸命茶筅を振っても、せいぜい抹茶入りのお湯にしかならない。しゃばしゃば。本当に情けなかったです。先生の言われる通りにやってみても、何度やっても泡立たない抹茶。緊張のせいか?と思って家でやってみても同じこと。普通の茶筅でも上手く行かないのに、野点用の小振りな茶筅ではおいしい抹茶は絶対に無理なのでは?それならば、私の茶籠に入れる茶筅は普通のサイズの茶筅がいい。

熱いお湯が必要だけど、普通の茶籠に水筒などを入れるスペースはありません。どんな入れ物にお湯を入れて持っていくの?現地で沸かすならその準備も必要。

不器用だから、抹茶を入れる棗をひっくり返す可能性があります。編まれた籠や内に張る布は美しいものがよいけれど、籠が汚れたら気軽に洗えるものに入れて道具を持ち運びたい。

茶杓はどうする?折りたたみ式にする?それとも代わりに木のスプーンにしようか。茶巾も要りそう。

茶碗も、一度壊れてしまったら同じものが揃えにくいのは気が重い。使う機会は少なくても、いかにも抹茶用の茶碗ではなく、気軽に使えるものがほしい。かといって、割れないメラミン製では味気ない気もする。それに茶籠に入れる茶碗は、1人分しかセットされていません。…これが一番大きい違和感でした。茶籠は簡単に外で抹茶を楽しむためだから当然なのですが、道具は小振りに作られたものばかりですし、茶碗も一人分しか入っていない。そういうことか…!

そう、私は一人でお茶を点てて、飲みたくないのです。誰かとお茶を一緒に飲みたいのです。自分の好きなものを共有したいと思っているからなのか。だから小さな茶籠がしっくりこない。そこに気付いた時の驚きと、自分のほしいものがはっきりしてきたという喜び。

私のほしい茶籠には、複数人で抹茶を楽しむための道具を揃えたい。お茶のお稽古に行こうとは思わないけれど、もう一度、薄茶を点てる練習をして、必要と好みにあわせて道具を揃えていくのは楽しそうでテンションが上がります。

平日の朝はさすがに時間の余裕がないので、手初めに休みの日だけになりますが、抹茶を点てています。少しYou Tubeで予習?したおかげで(お点前とはかけ離れていますが)抹茶らしいものに仕上がるようになりました。(※あくまでも個人の感想です)

時間がかかっても、自分の好みの茶籠を携えて、早く誰かとお茶を楽しめますように。

今日はこの辺で。ではまた。

心理カウンセラーのよこたにでした。

お読み下さりありがとうございます。

 

 

 

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